オーダーメイドのヘルプマーク・販売転売のヘルプマーク・フリマアプリのヘルプマークについて
ご質問があり、その回答より 2020.1月23日
まず、マークの専門家の石井マークさんのお言葉から引用させて頂きます。
【そもそも本来のヘルプマークが著作権や商標によって保護されている最大の理由は銭金ではなく、
マークが異なった用途で使われればマーク本来の役割まで変化してしまい、
それを必要としている人が結果的に不利益を被るからです。】
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次に
総務省消防庁の係長さんと私の対話の一部ですが
前職が救急隊で、ヘルプマークをつけた方を無事にかかりつけ医に搬送したことがあります。
その方は、意識がありました。
救急隊は【マーク】を着けていれば【ヘルプカード】を持っていることを推測します。
その方は意識があり【ヘルプカードをみてください】と伝える事が出来たので
救急隊は【ヘルプカード】を見て無事にかかりつけ医に、迅速に搬送することが出来たのです。
今、ヘルプマークとヘルプカードは、救急隊ですら周知徹底されていない状況です。
その段階で、様々な飾り付けのしてあるヘルプマークのついたものを、一刻を争う救急現場で、
・フリフリリボンの中にヘルプマークが入っているもの
・ぬいぐみの中にヘルプマークが入っているもの
・ディズニーや流行のキャラクターの中にヘルプマークが入っているもの
玩具なのか?緊急を要するヘルプマークなのか?
とっさに判断できるでしょうか。
タグ付きのヘルプマークですら、都内の救急隊、警察、自衛隊、医療関係者が
周知徹底されてない段階で、様々なものが出回ると本当に緊急を要する人たちまで
緊急対応をして頂けなくなる可能性があります、
それが、
【必要としている人が結果的に不利益を被るからです。】という事に繋がります。
東京都のヘルプマークの硬さ、色、角度などの表も石井マークさんが、今日、アップされてましたので
それを添付します。
ヘルプマークはアクセサリーでも、キーホルダーでも、ありません。
外見からはわからない難病や障害を持っていますという、【目印】であり
【目印】を持っている方は、医療カードの【ヘルプカード】を持っている可能性が高く
緊急災害現場では、適切な支援や配慮、そして大切な命を救うために、必要なマーク、カード
なのです。
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ハンドメイド品を郵送するときは、最低でも、住所、氏名がないと、届きません。
県庁キャラクターを当協会が作っていたのは、全国に導入してもらうための戦略です。
私のSNSの周りは県議会議員さん、市議会達がたくさんおられ、囲まれておりました。
県庁キャラクターでヘルプカードを作り、ポスター拡散をしてると、
その見慣れた県庁キャラクターに、議員さん達は、反応します。
そのようなマークやカードが、あることを知り、調べます。→県議会にかけます。→質問が通過します。
→県の予算が決まります。→デザインや印刷の入札業者を決めます→県庁が東京都へ許諾申請します。→東京都の申請は時間がかかります。→ポスター等と一緒に準備して、→印刷して、県民に配布されます。
ほぼ全国的にヘルプマークも、ヘルプカードも、県議会を通過しており、
多額の税金が使われています。
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ご質問者様が、未来的に匿名サイトで売買したい旨、県議会にかけてもらい県議会や行政で
匿名のひとからニーズあるので、匿名サイトを行政が利用して配布して下さいと
署名活動でもすれば叶うかも知れませんが今は、あり得ません。
みんなの血を吐くような努力で全国に広がったヘルプマーク・ヘルプカード
大切な助け合いのしるしを大切に扱いましょう!
尚、当会でも、折り紙ヘルプカードの郵送配布を始めています。https://www.skart-tokyo.com/p/39/
ヘルプマークが大きく入った折り紙ヘルプカードもあります。
数年前はカードの中にマークを入れることが許可されました、
今は、許可されません。
大きなヘルプマークが入り許可されたカードは、初期の頃のカードです。
マークの面をカードケースに入れれば、タグ付きのヘルプマークと同様の効果があり、
スッキリとして、見た目も変わりません。各自工夫してお使いください。
よろしくお願いいたします。
2020.1月22日・非営利型一般社団法人ユニバーサルヘルプカード協会